日本倫理哲学グランプリ・日本言語学オリンピック(JOL)
活動概要
日本倫理・哲学グランプリ
出典の古今東西様々な複数の課題文から一つ選び、その解釈と自分なりの論考を4000字程度にまとめる、エッセイコンテストです。国際哲学オリンピック日本代表を選考する予選の一つになります。
大会HP: https://jpe-gp.org
大会HP: https://jpe-gp.org
日本言語学オリンピック(JOL)
活動の感想
東京大学文科三類 古川 深月(2022年度卒業生)
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倫理・哲学グランプリでは、デカルト『方法序説』を出典とする課題文に対する論考をまとめ、銅賞を受賞することができました。私は市川アカデメイアに参加していたので折に触れて哲学的文章を読み対話をすることはあったものの、自分一人で論理立てて考えるというのはこれが初めてであり、特に課題文の原典を読んだり、解説書など周辺の書籍や論文に当たったりして解釈することに苦心しました。しかし課題文と向き合う中で自分が持った問題意識について、長い時間をかけて深く考え自分なりの結論を出したことが、問題に幅広く対応できる思考力を養ってくれたと思います。
言語学オリンピックは、以前から興味を持ち学んでいた言語学という分野に対する私の気持ちをより強くするきっかけとなりました。大会に向けて過去問の演習を積み世界中の様々な言語に触れていくうちに、知識上の現象だったものがより実際の言語に即した経験に昇華していくのを実感でき、学びが深まっていく喜びを感じたのを覚えています。実りあってかJOL2021では銅賞、JOL2022では努力賞を受賞することができました。
嬉しいことに両コンテストで賞を頂くことができ、自ら興味を持って学んできたことが認めら
れ、目標とする道に進もうとしていることに少し自信が持てたような気持ちです。また入試科目でもなく高校の授業科目でもない分野であったので、手探りで進めなければならなかったことも沢山ありました。しかし独力で資料を集め考え抜いたという、ただ高校で授業を受けているだけでは出会えなかった領域にも踏み込んだこの経験は、非常に大きな成長をもたらしてくれたように思います。
れ、目標とする道に進もうとしていることに少し自信が持てたような気持ちです。また入試科目でもなく高校の授業科目でもない分野であったので、手探りで進めなければならなかったことも沢山ありました。しかし独力で資料を集め考え抜いたという、ただ高校で授業を受けているだけでは出会えなかった領域にも踏み込んだこの経験は、非常に大きな成長をもたらしてくれたように思います。