数学オリンピック・マスフェスタ
活動概要
日本数学オリンピック(JMO)
全国の数学好きの高校生が参加する大会で、毎年成人の日に全国各地で受験可能。問題は、中学受験で問われるような「ひらめく力」を問うもので、非常に解きごたえがある。
大会HP:https://www.imojp.org/
大会HP:https://www.imojp.org/
マスフェスタ(全国数学課題研究発表会)
毎年関西で開かれる数学の研究発表会で、例年全国各地から約40校が参加。ポスターセッションでの研究成果発表がある。
活動の感想
富山大学医学部医学科 稲寺 史晃(2020年度卒業生)
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私は数学オリンピックの対策として、ある過去問題集を買い、その本を読書していました。「この問題文をこういう文にすり替えていけば解きやすくなるな!」とか「確かに、これは考えるより全部書き出した方が早いし合理的だな!」とか、日々新たな発見をしていくのが新鮮でとても面白かったです。結果はあまり振るいませんでしたが、それでも自分の思考のレパートリーを増やせた点では、とても有意義な課題活動だったと思います。大学生の今でも、趣味としてYouTubeで数学の解説動画を見ています。また、数学で論理的に記述することを学習したおかげで、人文科学系の教養科目でも、論理的な文章が上手に書けるようになった気がします。世の中的には数学は無意味だと思われがちですが、少なくとも自分は、いわゆる文系の分野にも考え方を応用できるという点でとても重要な教科だと感じています。
マスフェスタに参加して様々な高校生の発表を聞いて、とても幼稚な感想ではありますが真っ先に世界は広いなと感じました。自分が未だかつて聞いたことのない研究分野で活躍している高校生もいれば、大学で習うような内容まで踏み込んで研究している高校生もいて、世界には優秀な高校生がたくさんいるのだと実感しました。様々な高校生とコミュニケーションをとる中で、こういう考え方もあるのだと気付いたり、自分の研究にも活かせる視点を教えて頂いたりと、様々な刺激を受けました。そして何とビックリ、同じ日に「世界は狭いな」と感じました。というのも、私が地方にいた小学生時代に、塾で同じクラスにいた友達とバッタリ再会したからです。5年ぶりの再会だったので、お互いの研究について議論し合ったり、どんな高校生活を送っているのか紹介し合ったりしました。「場所は違っても皆頑張っているのだな。自分ももっと頑張ろう。」と自然と励まされました。
このように、私は課外活動を通して、様々な思考方法を身に付けたり、視野を広げたりすることが出来ました。市川学園には、数学以外にも多くの魅力的な課外活動があります。是非、市川学園に入学して様々な課外活動に参加してみてください。