ボストン映画留学
活動概要
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プログラムは、それぞれの大学で実際に教えている先生の指導のもと、大学生が1学期かけて履修する授業を、短期集中で勉強するような内容です。期末のプレゼンテーションなどもあり、コースや大学によっては大学の単位を高校生のうちにとってしまうことも可能です。また、高校では学べないような専門的な内容なので、自分の将来について考えるために参加する生徒が多いです。映画に関するあらゆる側面から理解を深めることができます。
具体的な活動
- 映画製作の現場で使われる機材を使った実技授業
- 映画の歴史など学術的テーマのディスカッション
- 近くの映画館での映画の上映についての学習
- 週に1~2回の地元の映画館で映画観賞
- 生徒たちだけでショートフィルム製作
- 実際に映画を製作している業界人との交流
活動の感想
東京大学文科二類 上田 史比等(2020年度卒業生)
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僕は、高校1年生と2年生の夏にそれぞれ約1ヶ月ずつ、アメリカに留学して現地の大学の高校生向けプログラム(Pre-College)に参加しました。どちらの時もテーマは趣味でもある映画で、1年生の時はエマーソン大学で映画制作について、2年生の時はブラウン大学で映画の分析について学びました。
ボストンでは、往年の名作のリバイバル上映が多く、普段は大スクリーンでは観ることのできないものばかりだったので、それも新鮮な体験となりました。このように、実際の機材とその分野の専門家が揃っている環境だからこそ学べる内容がとても多く、非常に充実していました。
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僕の留学の目的は、進学する前に、大学の勉強に触れてみたかったということです。大学の雰囲気を高校生のうちに体感できたのは非常に貴重な体験でした。専門性の高い授業内容に加え、図書館で文献を参照しながら授業の復習や最終プレゼンテーションの準備を行うなど、アカデミアの世界を少しだけ覗いてみた経験が、大学進学への意欲の原動力にもなりました。
最後にこの留学のサポートをしてくださった市川の先生方に感謝したいと思います。プログラムに参加するにあたって、高校での成績や先生からの推薦状が必要だったのですが、市川の先生方にしっかりバックアップしてくださりました。本当にありがとうございました。