ロケットガール&ボーイ養成講座

ロケットガール&ボーイ養成講座

ロケットガール&ボーイ養成講座

活動概要

  • ロケットガール&ボーイ養成講座は、千葉工業大学が開催している高校生を対象とした技術開発プログラムです。このプログラムでは、関東全域から集められた高校生が千葉工業大学の専門家や大学生の支援のもと、大型のロケットを独自に開発し、打ち上げを行います。プログラムはロケットのエンジン等の基礎的な知識定着から始まり、高校生はチームを組んで独自のロケットのコンセプトを考えます。コンセプトの中には、ロケットの目的やミッション、サクセスクライテリアと呼ばれる成功基準等の設定が含まれます。その後、ロケットの設計に着手します。実際の宇宙開発でも使われるソフトウェアを用いてCAD(3D設計図)を組み立て、部品を加工し、繋げていきます。その後完成したロケットを、御宿にあるロケット発射場から発射します。このプログラムの大きな魅力は、高校生がなかなか設計できない大きさのロケットを実際に開発することができることです。その大きさは1.5mほどにも及び、炭素繊維強化プラスチックで構成され、ハイブリッドエンジンと呼ばれる、液体と固体の燃料を組み合わせた強力なエンジンで飛翔します。このサイズのロケットは設計や打ち上げを行うために様々なノウハウが必要であり、それを専門家から学び、自分の将来に活用することができます。

活動の感想

東京大学工学部(推薦) 大村 慧(2021年度卒業生)

  • 私は大学で工学を学びたいと考えており、このような専門的な体験を高校生の間にできたことは、大学に入ってからの自身の学びを大きく促進させることにつながると考えています。また、チームのサブプロジェクトマネージャーとしてチームをまとめる立場にある中で、自分が他の活動で得てきたチームマネージメントなどのスキルが非常に役に立ちました。またこの経験から、自分の進路をより現実的に考えることができるようになりました。

    高校生、中学生がこういった専門的なプロジェクトにチャレンジする機会は年々増えつつあります。このような機会では専門的な知識だけではなく、実践的な環境の中で自分がどのように活動することができるのかといったことも学ぶことができます。これらの能力は、勉強などと違って数値には出ない、確かな強みだと思います。新たな自分の強みを得ることができる機会を逃さず、ぜひチャレンジしてみてください。