日本生物学オリンピック

日本生物学オリンピック

日本生物学オリンピック

活動概要

日本生物学オリンピックは、主に高校生を対象とした全国規模の生物学に関するコンテストです。日本生物学オリンピックには、予選、本選、及び国際大会への代表選抜試験があります。はじめの予選では理論問題による試験を行い、本選に進む人を選抜します。本選は、毎年夏に合宿形式で国際生物学オリンピックの実験問題を模した試験を実施します。試験の他に生物学の研究者との語らい、研究施設での体験、参加者同士の交流など多彩なプログラムも盛り込まれています。本選までの成績優秀者には賞が授与されます。
高校 2 年生以下の成績優秀者約 15 名による代表選抜試験では、国際生物学オリンピックレベルの論述試験や生物学の基本的な考え方をためす記述試験を行い、優秀な実力を示し、かつ国際生物学オリンピックの参加資格を満たす 4 名を日本代表として選抜します。日本代表は、大学などの先生による講義、実験などの特別教育、質疑などでスキルアップして、国際生物学オリンピックに派遣されます。

活動の感想

東北大学農学部  小和田 篤煕(2020年度卒業生)

  • 私は生物学オリンピックへの参加を通して、生物の遺伝に対する関心が高まり、将来は農作物の品種改良に関わりたいと思うようになりました。現在は東北大学農学部に進学し、農学生命科学の基礎を学習しています。必要な知識の大半は高校二年生の時点で、授業で学習済みでした。また、友人と過去問を解いたり、分からない問題を先生方に尋ねるなどして対策を進めました。

    本大会を通して、自分の知らなかった現象や解法を知り、生物の学習に対するモチベーションが上がりました。また賞を頂いたことで、自信を持って受験勉強に挑むことができました。課外活動での経験は、その分野への興味関心を高めたり、進路を決める際の判断の材料となり得ます。本校では様々な課外活動に参加する機会があるので、是非参加してみて下さい。