在校生インタビュー

在校生インタビュー

2017年度中学校入学 井上照悟くん

プロフィール

  • 中学サッカー部 在籍
    2021年度なずな祭 実行委員長
    2021年 福島学宿 参加

Q1 市川中学校を選んだ理由は?

合格した学校の中で1番偏差値が高かったからです。僕は第1、第2志望の学校に落ちてしまい、いわゆる「滑り止め」で受けていた学校の中で、「偏差値が高かった」「家が近かった」などを理由に、この市川学園への進学を決めました。学校説明会や文化祭にも行ったことがなく、入学ガイダンス時はとても不安でしたが、制服や教材などの準備を進めていくうちに新たな学校生活に期待が高まり、4月には入学が楽しみになっていました。
 

Q2 実際に入ってみて感じたギャップは?

入学当初の第一印象は、「田舎!」「でかい!」でした(笑)。最寄り駅からバスで10分程の郊外にあり、やや交通の便が悪いものの、その「田舎」を活かした「でかい」土地に当時は圧倒されました。校舎はもちろん、その周りの運動施設も充実していて、特にサッカー部だった僕は、人工芝の総合グラウンドにとてもお世話になりました。中学生からこうした環境で練習できることは滅多にない思います。
また、ちょっとしたことではありますが、教室のドアが黒板の左右に1つずつあり、窓に背を向けて授業を受けることに驚きました。窓の外を眺めてぼーっとしてしまうのを防ぐためらしいです。授業に集中しやすい環境も整えられていて、さすが進学校だなと思いました。
 

Q3 周りにはどんな生徒が多いですか?

  • 皆それぞれ他人にはない個性や趣味、長所や短所があり、いい意味で「普通」な気がします。1学年300〜400人と多くの同級生がいるので、共通の趣味や価値観を持った人もすぐに見つかると思います。僕自身、かなり特殊な性格をしていますが、多くの友人に恵まれ、毎日笑いのある楽しい学校生活を過ごしています。友達の存在は勉強においても日常生活においても、大きな意味をもたらしてくれます。積極的に色んな人に話しかけてみましょう!また、恋愛も盛んです。好きな人ができたらアタックを忘れずに!(笑)
 

Q4 部活や課外活動に対して学校からは十分なサポートが得られましたか?

  • 毎月のように課外活動の案内がクラスや学年フロアに貼り出され、連絡用のアプリClassiでも、「外部コンテスト・イベントのお知らせ」という専用グループで、定期的に案内が投稿されています。生徒自身の意思を尊重し、先生方はそれを全力でサポートをする、という形なので、自分が興味を持ったことをとことん追究することができます。僕の参加した福島学宿では、先生方の引率で実際に福島へ行き、福島の現状や現地の人の声などを見聞きし、一緒に参加した生徒たちと主体的に意見を出し合い、福島の抱える原発問題に対する考えを深めることができ、とても良い経験になったと感じました。
    また、中学サッカー部ではサッカーだけでなく日常生活についても多くを教わりました。挨拶や感謝を伝える大切さや、他人がやりたくないことを自分から率先してやる精神など、将来に通ずることばかりでした。
    そして、部活や課外活動で良い成績を残すと、吹き抜けのコミュニティープラザに、名前と成績の書かれた横断幕が貼り出されます。一躍有名人になるチャンスです!
 

Q5 市川中高の授業は全体的にどう感じますか?

ほとんどの先生がわかりやすい説明で、生徒主体のアクティブラーニングを取り入れる先生もいて、全体的に授業に楽しく臨めるように工夫されています。最近は全教室に備わっているプロジェクターを利用したスライドでの授業も増えていますが、従来のチョークで黒板に板書する授業もまだまだ多くあります。スライドでの授業は、長い英文の説明が円滑に進むなど、授業時間を有効活用できるのに対し、数学の解説など、説明とともに板書する方がわかりやすい科目では黒板で授業するなど、それぞれの良さがあります。
また、先生によっては、授業前や授業中に余談をしてくれます。その科目に関連したものや、全く関係ない先生自身の近況など、とにかく面白い話をしてくれる先生が多いです。授業への導入や、授業中の疲れのリフレッシュなどになるので楽しいです。
 

Q6 市川学園のおすすめのイベントや場所は?

  • おすすめのイベントはなんと言ってもなずな祭です!来たる秋の本番に向けて、参加する全ての人に楽しんでもらえるような文化祭となるように、全校生徒一丸となって準備を進め、その努力の結晶を披露するこのなずな祭は市川学園の目玉イベントです。ここ数年は、新型コロナウイルスの影響で中止になったり、在校生のみでの参加になったりで、外部の方を招くことができず残念ですが、昨年度のなずな祭では実行委員会によって大改革が行われ、より一層、来てくれた方が楽しめる、クオリティーの高いなずな祭になりました。コロナ禍が改善され、再び外部の方も参加できるのを楽しみにしていてください!
    また、個人的におすすめな場所は、コミュニティープラザ4階にあるピアノ前のスペースです。天井が高く、いくつかのテーブルが置かれているので、開放的な空間で勉強など様々なことができます。いつでも誰でも自由に弾けるアップライトピアノが設置されているので、自分で弾いたり他人が弾くのを聞いたりできるのも魅力的です。
 

Q7 受験生に向けたアドバイス

  • 受験で大事なのは、とにかく後悔しないように行動することだと思います。僕は中学受験時、家での勉強が嫌いで成績も振るわず、親に地元の中学への進学を勧められたこともありましたが、結果を残した姉と比較されるかもしれない不安や、3年近く続けた受験勉強をやめたくないプライドがあったので、結局最後までやりきりました。もちろん結果は成功とは言えず、当時は「もっと勉強すれば良かった」と後悔。 正直、中高受験はどこの学校に進学するかよりも、入った学校でどう過ごすかが重要で、実際、僕は今でこそ市川学園に進学して本当に良かったと思っていますが、やはり後悔しないに越したことはありません。失敗してもいいので、後悔だけはしないように努力しましょう!
 

受験生へのメッセージ

前述したように、進学した学校で、「この学校にして良かった」と思えるようにに過ごすのが大事です。市川学園には個性豊かな仲間や、どんな質問や相談にも乗ってくれる先生がたくさん居ます。市川を第1志望にしている人も、そうでない人も、素敵な学園生活を送れること間違いなしです!ぜひ後悔のないように頑張ってください!