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2024.05.30校長日記

Alumni ~ 大村 慧さんのこと(24.05.30)

★大村 慧さん(2022年卒)

新緑がまぶしい季節がやってきました。
本日 学園は中間考査3日目。校内では朝早くから登校し自習する生徒を見かけます。新入生、特に中学1年生にとっては初めての定期考査の最中です。

10日ほど前になりますが、18日に、後援会(保護者の会)主催の「制服リサイクルフェスタ」が行われました。「リサイクル(Recycle)」「リユース(Reuse)」「リデュース(Reduce)」の気持ちをもって制服を“使い継ぐ”この取り組みは、多くのご家庭の共感を得ています。集約、管理、仕分け、運営とリサイクル委員の皆様のご尽力により、今年も800点を超えるリサイクル制服の大半が新しい持ち主に引き継がれました。

翌週 25日は、後援会総会を実施。総会は後援会則で定められた最高議決機関であり昨年度の活動報告、決算報告、本年度の活動方針、予算案、新役員人事などが審議されました。コロナ禍があけた今年は、対面とZOOMで同時進行し、活発な意見交換がなされました。

さて、学園は多くの卒業生から様々な支援をいただいております。先日、中学3年生の「社会参画・公共心」醸成の一環として、卒業生 大村慧さん(2022年3月卒)の講演会を実施しました。
大村さんは、在学中から先端技術、プログラミング、福祉活動など多方面に関心を持ち、学内外での研修やコンテストなどの「他流試合」にチャレンジしていました。
卒業後は、東京大学工学部に進学し、現在は3年生です。大学入学直後より、スタートアップ(起業)に向けて着々と準備を進め、賛同者や協賛企業の支援を得て今年4月より 株式会社 mairu tech のCEOとして活躍しています。主な事業内容は医療・福祉搬送や利用者とクルーの間を繋ぐ移動介護サービスで、将来的には医療・福祉関連の新たな社会基盤の創設を目指しているそうです。

講演会では、現在に繋がる中・高時代の出会いや体験について淡々と、アツく語ってくれました。
「自分が目指すモノが何なのかを明確に言語化しよう」「目標を定め、挑戦のサイクルを何度も回そう」「リスクを正確に知って挑戦し、上手に失敗する。そして失敗から最大限学ぼう」「世界を変える仕事をしよう」など、一つひとつの言葉が生徒の胸に響きます。講演後は学年フロアに足を運び、生徒の質問に丁寧に応えてくれました。大村さんの気概にふれた生徒たちは、彼の背中を追いはじめることでしょう。