NEWS新着情報

2023.11.13校長日記

11月 をちこち(23.11.13)

11月に入り、やっと秋らしい気候が続いています。学園では大きなイベントを終え、学年行事が粛々と続いています。

1日(水)から3泊4日の5年 沖縄修学旅行を実施。今年は本島組と石垣組に分かれ、それぞれの地で平和学習や体験学習を行いました。世界各地で武力紛争や戦争が絶えない今、あらためて戦争の惨さや平和の尊さを学ぶ。沖縄の自然に身をおき、環境問題を自分事として捉える。こうした経験はその後の人生にも影響を及ぼす大切な学びとなります。
また、この旅行に際して実行委員会が72ページ(!) にわたる「しおり」を作成しました。行程表や班割表等の基本情報だけではなく、この旅行に向けて有志が立ち上げた沖縄ゼミのレポートを掲載。「沖縄の文化・宗教」「学徒隊と沖縄戦」「メディアと基地問題」「遺骨収集から見える現代の沖縄問題」など時間をかけて深掘りした論文は、現地での平和学習の基盤となりました。

3日(金)からは2泊3日で2年 京都宿泊研修を実施。今年は祝日・週末の日程でしたが大きな混乱もなく、たくさんの学びを得て戻ってきました。初日は希望制で比叡山、鞍馬、神護寺、東大寺、法隆寺などに分かれたコース別研修。2日目は終日、班別自主活動。最終日はクラス別で座禅や菓子作りなどの体験学習と、古都を舞台に様々な日本文化を体験します。宿泊場所は左京区の聖護院御殿荘。この宿舎自体が由緒ある史跡です。私も何度か訪れましたが、京都は奥が深い。

こうした行事の合間をぬって9日(木)、10日(金)の両日、文部科学省「第9期 トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」の校内説明会を国際教育部・教育研究部の合同企画で実施しました。昨年もこの時期に説明会を実施し、その後 11名の生徒が日本代表に選出されました。
今回はこの夏に世界にトビ立った彼らのエバンジェリスト(Evangelist/普及)活動の一環として、自らの経験を語り、多くの質疑に丁寧に答えます。さらにこの夏、アメリカで行われた伝統プログラムキャンプ・ライジングサンの日本代表2名(3年・4年生)もプレゼン・メンバーに加わりにぎやかな会となりました。参加者数は3・4年生 合計で185名。学園生の海外への熱い想いが垣間見えた2日間でした。

15日(水)からは、5年ぶりにタイ王国のSSH連携校プリンセス・チュラボン・サイエンスハイスクールの先生方4名、生徒8名をお迎えします。勿論、生徒の皆さんにはホームステイで日本の生活を経験していただきます。こちらも楽しみです。