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2024.04.15校長日記

市川学園 創立のころ ~創立記念日によせて(24.04.15)

創立者 古賀米吉

本日、4月15日 本校は87回目の創立記念日を迎えました。
創立者古賀米吉先生は、創立当時をふり返り次のような文章を残しています。

さて、古賀米吉先生は1891年、福岡県で誕生。恵まれない家庭環境で育ち中学卒業後(当時の中学は現在の高校相当)、故郷で代用教師を勤めながら福岡師範学校(現 福岡教育大学)を卒業。
その後 東京に移住し、小学校教師の職を続けながら受験勉強に励み、29歳で東京外国語学校(現 東京外国語大学 英語専攻)に進学。卒業後は、府立四中(現 都立戸山高校)に着任。その後も英語教師を勤めながら、東京帝国大学 文学部に入学。1930年、40歳で東大を卒業されました。
さらに、1931年から2年間にわたり、欧米に留学。英国で視察したイートン・カレッジの教育に感銘を受けて帰国し、1937年に市川中学校を創立しました。
体ひとつで福岡から上京した「いち教師」が、実力と情熱をもって人びととの知遇を得、市川学園を創立。前述の通り、創立当初は苦難の連続で学園経営はいばらの道でした。
そんな中にあっても「変わらぬ執念」で切り拓いた道が今日につながっています。
まさに学びと教育に生涯をささげた、筋金入りの第三教育の実践者です。