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2023.09.04校長日記

さよなら夏の日 2023(23.09.04)

新学期が始まりました。なずな祭、修学旅行、高校球技大会など大きな行事が続く、密な4ヶ月の幕開けです。
さて、この夏はコロナ禍で中止・変更を余儀なくされてきた多くの行事が戻ってきました。感染症や熱中症には最大限の留意は必要ですが、こうした課外活動は生徒の学びの幅を広げます。
また、行事再開の際は、単にコロナ前の企画を踏襲するのではなく、必ず内容の見直をはかっています。
では、前回に引き続き、この夏の活動をご紹介します。

7月22日の終業式の後、24日から夏期講習ターム1を開始。本校の夏期講習は1タームが3~4日の4ターム制で、ターム毎に様々な講座を開講します。講座数は全学年合計124講座。生徒は自主参加です。

同じく24日から中1富士山夏期学校(~26日)。初日は、班別で探究課題に取り組み、夕食は飯ごう炊さんでカレー作りにチャレンジ。2日目はトレッキング、最終日はクラス別研修を行いました。9月に探究活動の取りまとめを行います。

さらに24日から28日の日程でSSH連携校・タイ王国 プリンセス・チュラボン・サイエンスハイスクールを生徒10名、教員2名が訪問。共同研究・発表会を行い交流を深めました。

25日からは 4年ぶりにボストン・ダートマスカレッジ研修を再開(~8/5)。前半はボストン市内に滞在し、MITやハーバード大学で研修し、後半はニューハンプシャー州ダートマスカレッジに寄宿しながらに学びを深めました。緑が深く広大なダートマスカレッジでのキャンパスライフは生徒にとっても忘れがたい経験です。

8月に入ると、1日から定例のSSH三宅島研修(~3日)、7日からはSSH白神山地研修を実施(~9日)。

同じく7日からは新しい国際研修、グローバルスタディー・プログラムを開講しました(~11日)。前身のエンパワーメントプログラムと同様に、本校にアメリカからの留学生やファシリテーターを招き、様々な課題についての議論を通じて、気づきやリーダーシップを喚起させます。留学生は生徒の家にホームステイしました。

21日からはこれも新企画DHIO(ダブル・ヒリックスプログラム・市川学園×鴎友学園)を実施(~25日)。これまで巣鴨学園で行われてきたダブル・ヒリックスプログラムを本校と鴎友学園の主導でアレンジ。イギリスやスペインから医療・歴史・工学・ビジネス等の専門家を招き、「基礎知識の蓄積」と「高次思考力の獲得」の2つのらせん(Double Helix) の習得をめざします。本校や鴎友学園、巣鴨学園など首都圏を中心に46名の高校生が参加しました。

同じ21日からは本校と神田外語大学が共催するグローバル・イシュー探究講座のセカンドステージを福島県の宿泊研修施設ブリティッシュヒルズで実施(~23日)。今年で3回目となるこの講座はSDGsに代表される国際的な課題に関する海外の文献や論文、国際機関のデータ取得・活用法を学び、学問的な手法に基づいて客観的に考察する手法を身につけます。5月~7月に神田外語大学で行われたファーストステージの集大成として英語でのプレゼンテーションを行いました。さらに、このあとのサードステージで発表内容を基に研究報告書を作成します。

23日からはシンガポール研修を実施(~29日)。今年から始まったこの研修は英語でのコミュニケーション力の向上をはかり、シンガポール国立大学(NUS)の学生との交流を通じて異文化の多様性に触れます。最終日にはNUSの方々も交えて発表会を行いました。

この夏も、生徒たちは斯様に多様な他流試合に挑戦しました。今後が楽しみです。