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2023.06.12校長日記

帰国生保護者会(23.06.12)

現在、本校には約350名の海外生活経験者が在籍しています。そのうちの約3割は帰国生入試や帰国生編入試験での入学者、いわゆる帰国生です。
彼ら・彼女らは海外で多様な学びを経験し、外国語でのコミュニケーション力、自分自身や日本を相対化できる視点、不慣れな環境への適応力などを身につけており、そのポジティブな姿勢は学内に良い影響をもたらしてくれています。

ただ、海外現地校から直接入学してきた生徒は、日本式の学校生活に慣れるまで若干時間を要することもあるようで、本校ではそうした帰国生・保護者の不安の解消や帰国生教育の指針を説明するため、毎年「帰国生保護者会」を実施しています。
今年は6月10日(土)にZOOMによるオンラインで開催し、約90名の保護者が参加しました。

内容は、まず私が本校の帰国生教育のあらましを説明。次に英語科主任から帰国生の英語教育について、さらに「英語特別授業」を担当するネイティブスピーカー教員による英語でのプレゼンが続きました。
ちなみに「英語特別授業」とは、帰国生や英語を得意とする生徒を対象に行ういわゆる取り出し授業で、1~5年で実施しています。主に欧米の同学年のテキストを使用し、ディスカッションやプレゼンテーションを取り入れた授業です。
会の途中には海外大学に進学した卒業生からのメッセージ動画も配信され、自身の学園生活の想い出や帰国生としての学び方、進学について頼もしく語ってくれました。

今回も帰国生だけでなく、すべての学園生の限りない可能性について思いをはせる保護者会となりました。
It is easier to do something than worry about it!